2010 年 3 月 16 日

マリンレジャー・スポーツ安全管理講習会

Filed under: ブルーフィールドのお話 — admin @ 6:58 PM

ハイタイ、山崎です。

昨日、今日と、琉球水難救助会主催の、マリンレジャー・スポーツ提供事業者対象の安全管理講習会に参加してきました。

沖縄本島の、ダイビングショップを始め、ホテルのマリンレジャースタッフや、カヤック・ツアーを開催している事業者など、沖縄の海や川でのレジャーをフィールドとしている方々が集まり、いかに安全に皆様に楽しいアクティビティを経験して帰っていただくか、の勉強会でした。

第一管区海上保安庁や、消防庁、琉球大学付属病院、NPO沖縄県ダイビング安全対策協議会、沖縄気象台予報課、沖縄カヤックガイド協会、NPOウォターリスクマネージメント協会などの、関連する各界の方々による講演や、一時救命措置の練習など、とてもためになる2日間でした。

普段、レスキュー講習、ダイブマスターやインストラクターなどのプロレベルのダイビング講習でも学ぶ、ダイビングやどのウォータースポーツでも根幹となっている、「まずは事故を予防する」という当たり前のことを、しっかりまた肝に叩き込むことができました。

●普段の健康管理
●潜水前の体調チェック
●無理をしない

当たり前のようですが、上記の3つを、皆さんに完ぺきにして来ていただくだけでも、ダイビングでのアクシデントはかなりの確率で防げるようです。
今までに起きた事故例を踏まえ、お医者様による考察を聞くことは、とてもためになりました。
スクーバダイビングは、幅広い年齢層に楽しんでいただけるスポーツですが、普段の健康管理がとっても重要です。年齢を重ねるごとに、潜りに行く前には慎重に健康管理をしないといけないですね。
特に、ダイバーであれば、心臓疾患系、コレステロール値などのチェックは重要です。

面白かったのは、潜水前のメディカルチェック(病歴の質問)。
皆さんもおなじみですよね。毎回書いていただいています。
それが、特にダイビングをしていない成人の方に記入していただくと、「鼻炎がある」などの簡単な質問も含め、95%もの方がYesと印をどこかにつけているのです。しかし、ダイバーの方に聞くと、0.03%の方しか、Yesをつけていない、という結果がでたそうです。せっかく、ダイビングにきたから、ちょっとぐらい風邪気味でも・・・と無理をしてしまう傾向があるのかもしれませんね。
体調が悪いときには、無理は禁物です。前日の深酒もですよね☆

そして、現場での私たちができることは・・・

●技量にあった潜水計画をたてる
●潜水前の不安を取り除く
●気象・海象の確実な判断

もっと細かくいうとさらにいろいろなこともあるのですが、大まかにいうとこんな感じでしょうか。
今回の講習会では、気象台の方や海上保安庁の方に、リーフカレントや潮流、さらに台風や波浪、うねりの発生の仕組みを細かく教えていただきました。
普段、私たちもインターネットや携帯電話の予報を見ながら、慎重に海況判断をしていますが、実際に天気図を見ながら、どのように天気の急激な変化が起きるかを見せていただくと、すごく説得力があります。

さらに、一次救命措置の練習もしました。
EFR(エマージェンシー・ファースト・リスポンス)の講習でお教えもするし、自分たちも講習してきてきてはいるのですが、いつでも、何回練習しても、よいものです。
なぜなら、普段、幸運なことに実践する機会はないですからね!
何回も何回も、心臓マッサージと人工呼吸、それからAEDを使った心肺蘇生法の練習をしました。現場に一人だけではない時を想定して、二人以上でチームワークを組んで行う場合の練習もし、保安庁の方や消防士、それからお医者様に監督されながらなので、細かいいろんな質問もできたので、とっても為になりましたよ!

修了後に証書をもらいました

原田雅章氏の水中フォトツアー

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