慶良間チーム
やりました。ついに見る事ができました。(渡部談)
ええっー、何かって海のギャング事、「シュワッチ様」です。
船は慶良間へ、元気よく出航、そこへ水野船長へ「ぷるるるる・・・」携帯のベル音が、船長ネットワークで情報が入り、
黒島手前でシャチが居るとの事、
たちまち船の上は「シャチがいるらしいいぞ」っとみんなに伝わりシャチ、シャチ、シャチ、シャチ、シャチ一色、
お客さん始め、スタッフ達はカメラ、カメラ、カメラ、そわそわそわ・・・まだ居るかどうか分らないのに船上は反パニック状態!
フライブリッジではみんなカメラを片手に50個の瞳でシャチはどこどこどこ・・・パパラッチ状態!
黒島手前に一隻の船が、いつも隣に止まっているレクチチュード号です。その横で「ブシュー」っと
クジラのブロー(潮吹き)が、その直後、ザトウクジラにしては1メートルはある長い背ビレが、よーく見れば白い柄が見えます。
船長水野が「でたっーシャチだー!」
「すごいー!」「おおっー」「シャチー」「やったー」っと船上は大歓声で埋め尽くされ、大興奮状態!
そこで水野船長がとことことこと僕へ一言「船長代わって」っと言い残し、キャビンの中へ消えて行きました。
シャチは潜降浮上を繰り返し船の横を優雅に泳ぐシーンが、良く見ると10mぐらいはあるであろう個体を筆頭に
その横には6m、4mの3個体が確認できます。冷静に書いてますが、船の上ではみんな大・大・大興奮でしたねー。
その中でも一番興奮していたのは、スタッフ達でしょうね。だって一生に一度見れるか見れない貴重な体験ですもん!
でも船長の水野は2007年7月に粟国と渡名喜の周辺海域でシャチ5匹を目撃している。今回でなっなんと2回目の目撃!
沖縄で自然のシャチを人生で2回見れた人は限りなく少ないはず
なんて幸運なんでしょう!一生に一度・・・・・もとい2回かも・・・・・
2回でも本当に貴重な経験なんです。
そんなシャチ達は僕らの船に近づきあわやぶつかりそうなぐらいにまで急接近!「すごいー」大迫力です。
そこへ水野が戻ってきて「シャチはー?」っと一声、水野を見てみると、何とウエット姿にマスクにフィン姿、
この人は本気で水に入るつもりだったのかー?っと思うとゾッーっとする。
なぜならシャチは海のギャングと呼ばれるぐらい兇暴ですからね。おそろしい!
水野コメント↓
前回と同じくシャチはポッド(群れ)で回遊していましたよ
一番大きな個体は8メートルはあったと思われ背びれは1メートル以上で背びれを見ただけで
はっきりと『シャチだぁー』って識別できました。
後の2個体の背びれは丸みがあったのでまだ大きくなるはずですね。
昨年見た5匹とは多分!多分!違う個体だと思うんです。
でも、2年前に座間味沖合で目撃された2個体の大きなほうと同じ個体ではないかな?
それも、『勘』なのですが、自信あり!
昨年の個体も今回もトランジット型(回遊タイプ)かオフショア型のシャチなんだろうなー
今回含めて3回の出現も気になるんです
①2007年3月6日座間味北5㌔にて座間味のホエールウォッチング船が2匹目撃
②2007年7月22日アグニと渡名喜の間で粟国ツアー時に5匹目撃
③2008年12月29日慶良間の黒島東側3キロで3匹目撃
①③は同じ個体ならば・・・・・
冬場にシャチがこの海域に来る可能性が高いのか?
何をしにこの海域にくるのか?
多分・・・・・
もしかしたら、数年後には度々目撃される時代が来るとも思ったりしてます。
そうすると、今回のシャチ目撃は貴重さがなくなるのかな?
今年は船長の大物目撃例も絶好調な1年でしたね~
・冬のハンマーヘッドシャーク
・夏にはマンボウのジャンプ←3匹
・今回のシャチ
んー、海はスゴイなーって改めて思う年末なのでした。