沖縄のサンゴを守りたい。
はいさい!土門です。
昨日の事ですが「NPO法人沖縄県ダイビング安全対策協議会」(以下 安対協)の呼びかけで 残波周辺の浅場で最近増えているというオニヒトデの駆除にスタッフ3名で参加してきましたので報告しまーす。駆除の方法は・発見→捕まえる→袋で回収→船へ→陸揚げ→有機肥料として利用する為 処理業者さんが引き取りと言う流れ。
場所は沖縄残波岬ロイヤルホテル前~ホテル日航アリビラ近くまでの浅い水域。タンクを背負うほどではないので スキンでの駆除作業になりました。タンク無しのメリットは残圧に左右されないことと減圧症のリスクが無い事、水面監視ができるなどいろいろ。参加したのはブルーフィールドの他に残波ビーチスタッフや、にらい消防、読谷村漁協、読谷村にあるダイビングショップ等。
午前&午後の2回に分けて たっぷり2時間ずつの駆除作業。危険生物を対象にしているのでバディシステムを組ん作業でしたよ。以前入った時に かなりサンゴが回復していて素直に「きれいだなぁ」って感じる海が広がっていたエリア。大発生の駆除も知っている身としては「一面に広がるオニヒトデ」という同じ景色が眼前に広がってたら結構ショックだなぁと思いながらの参加でした。
そして3艘の船に分乗して沖に向かった23名のダイバーの一人として土門もいよいよ エントリー。
サンゴの多い所と ガレ場では生物の数も全然違っていて やっぱりサンゴって偉大だなぁと感じるのと同時にオニヒトデに関しては 嬉しい誤算で「探してもほとんど居ないなーー」でした。しかしそれも大発生の時に比べればって話で、1日終わって駆除したオニヒトデの数を数えたところなんと 141匹。しかも30cmオーバーのでかいのも居たりしてびっくりでした。
そして 本日。
今日は慶良間の「野崎」でめちゃ増えているというレイシガイの駆除もしてきました。こちらは「安対協」とは別に完全ブルーフィールド単独駆除活動。
そしてこの手の作業に実は最も参加したい 水野が率先しての活動になりました。普段 他の業務もあってなかなか出来ないのですが 今日は船長として渡部が乗っているのでかなり自由に動けます。船には別の目的で安対協の副会長も同乗していたのですが 「せっかくだから駆除作業の様子を撮影する」との事でハイビジョン撮影もしていましたよん。
ここのレイシガイは小さいのがびっしり付いてて 半径2m以内で約120個もいました。最近はオニヒトデよりもレイシガイの被害の方が目立っているんですよ。
サンゴを守るためには今後もこういった活動を継続する必要があるなぁという思いを強くしたのでした。
レイシガイに関してはオニヒトデのように駆除中に作業者が怪我をするという事はほとんどないです。が サンゴの枝の奥の方にいたりするのでピンセットなどの小道具も必要だし、レイシガイだと思って獲ってみたらヤドカリだったという事も多いので 見よう見まねでの駆除はしないでスタッフに教えてくださいね。今回のように機会を作って駆除して行きまーす。