2011 年 6 月 1 日

アメリカのPADI機関紙、Sport Diver Magazineに掲載されました

Filed under: ブルーフィールドのお話,慶良間 — admin @ 4:16 PM

sdvembform1220101ハイタイ、山崎です。

皆様はいかがお過ごしですか?
沖縄は梅雨明けまでもう少しの辛抱。今週末にはハーリーが嘉手納の漁港でも開催されます。
早く、夏本番にならないかなーと日々過ごしています。

ところで、先月、アメリカのPADIの機関紙である PADI Sport Diver Magazine に沖縄でのダイビングが特集されましたので、皆様にご報告したいと思います。

『Sport Diver Magazine』といえば、英語圏ではとてもメジャーなダイビング雑誌。毎号、世界各国のダイビングエリア情報、器材、トレーニング情報をUPしています。
その中で、昨年10月、沖縄観光コンベンションビューロー主催での沖縄のダイビングツアーにSport Diver Magazineのライターとフォトグラファーが招待され、沖縄の特集を組むことになったのです。
そして、そのうち沖縄からのデイトリップの担当は我がブルーフィールド!
大谷と、山崎の担当で、沖縄の海の素晴らしいところを代表するポイントを、渡名喜と慶良間で潜ってきました。(その模様はコチラ

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実は、世界のダイビングスポットの中では沖縄は認知度は低く、しかし昨今その海の素晴らしさが知られるようになり、慶良間の海の透明度とサンゴ礁、石垣島のマンタ、そして与那国の海底遺跡など、今まで「The World’s Best Kept Secret(世界の一番の秘密)」だったと言われ、昨今注目を浴びてきています。
今回は、地形のダイナミックな「ブルーホール」、そしてほどよい流れにイソバナが咲き、豊富なサンゴに魚影が濃い「グルクの崎」、そしてリュウキュウキッカサンゴにウミガメ遭遇率の高い「タマナーファーム」を御案内。

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今回の特集の一つのテーマが、「日本のダイビングスタイル」であり、ライターのKenさんとはいろんな話をしましたよ。
いろいろなスタイルを好むダイバーがいる中で、海外からのお客様と日本のお客様をみてきた結果、日本のダイバーのほうが、ただ「見る」だけでなく「観察」し、写真で記録に残したり生態を調べたり、探究心に富んでいる、というのが私の感想でした。それを、Watching vs. Observing(「見る」vs「観察」)という言葉で表現したところ、とても興味を惹いたようです。

ダイビング中には、ブルーホールのゼブラハゼや、ホール前のガレ場で食事をしているアハカチハゼのペアを一緒に観察したり、タマナーファームでは産卵をしたばかりのウミウサギガイをご紹介したり。日本では当たり前のスタイルですが、ガイドがスレートを使ってそのシーンを説明するということがとても新鮮だったようですよ!Kenさんは、「今までのダイビングでどれだけ損をしてきたか!」とおっしゃっていました。

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また、沖縄の海の歴史にまつわる話にも、熱心に耳を傾けてくれたのが印象的でした。
欧米人がよく好む、レックダイビング(沈船)。沖縄にもUSSエモンズをはじめいくつか沈船ポイントがありますが、戦争の結果沈んだという事実に関しての日本人の思い。ダイビング・ドット・コミュの和尚が取材にいらしたときのレポートにもあるように、日本人にとってはただの沈んだ船ではないということ。
そして、オニヒトデやレイシガイにも負けず、沖縄の海を守ろうとする私たちの日々の努力。そういった話をすると目を輝かせてメモを取っていらっしゃいました。

英文ではありますが、記事を読んでいただければ、沖縄の海を初めて訪れたアメリカ人の視点からのダイビングレポート、興味深いと思います。
下記のリンクから、PDFファイルをご覧ください。
Sport Diver Magazine 2011年5月号 沖縄特集『Bow to Mystery』PDF

さて、今はポーランドのダイビング雑誌社から依頼があり、沖縄のダイビングに関しての記事を書いています。
世界の目がどんどん日本へ、沖縄へと向かってきています。
透明度、そして生物の豊富さは世界でもトップクラスの海。
沖縄の美ら海を、世界に誇れる海として、美しく守り、安全にご案内してゆきたいと思います。

山崎

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