2011 年 8 月 13 日

エンリッチド・エア(ナイトロックス)を使って沖縄本島の海を楽しむ♪

ハイタイ、山崎です。

今日は、エンリッチド・エア(ナイトロックス)を使用して思う存分ダイビングを楽しんできました。そんな一日をガイド目線でお話ししてみたいと思います。

本日、目指すダイビングエリアは、今日は恩納村は万座。
地形やマクロが楽しめる、豪快なポイントが並ぶところ。ドリームホールやホーシュー、なんて名前は耳にしたことがある方も多いかと思います。ストーンと5-6mから底は40-50mまで落ち込む、壁のようなところに、ところどころ穴があいており、洞窟やオーバーハングを作っていたり、通り抜けられる穴があったり。そこについているマクロな生物を狙うもよし、最近よく現れるマダラトビエイを探しに中層に目を向けるもよし。底を見ると大きな岩がそそりたっているところもあります。

e38389e383aae38395e38388efbe80efbe9eefbdb2efbe8cefbe9ee381abe38282e3818ae38199e38199e38281

しかし、視界に幅を持たせて、一日3ダイブを楽しむならば、空気だと限界が。一日の2本目、3本目ともなるとダイブコンピューターとにらめっこになることもしばしば。ガイドとしては、ポイント選択に悩むところです。

ところがところが、今日のご参加の皆様は、みな、エンリッチド・エアスペシャリティをお持ちのお客様。
朝からみんなで32%のタンクを背中に背負い、豪快なポイントを目指していざ、出発。

今日のダイビングポイント:恩納村
①ミニドリームホール
②クロスライン
③ディープXXX

んー、本当は、万座ドリームホールのほうを狙いたかったのですが、流れが強く激流だったということで、今日は断念。
午前中はミニドリームホールを楽しんできました。

p8130009 e889afe38184e6849fe38198e381a0e381a3e3819fe381aee381a7e381a4e381841

棚の上からゆっくり入っていって、そこから見上げると、水面から差し込む光が。
角度によっては、ハート型に見える穴もあって、ロマンチック(?)
ここでは、地形を楽しんだあとは、ネムリブカがお昼寝をしているところを探しに行きました。沖に回って、アカヒメジやアマミスズメダイが群れ、ムチカラマツが点在する根へ。最大深度は24m。平均深度が11m。クウキだったら、一日の残りのダイビングのことを考えて、もう少し控えておこうかなというところですが、エンリッチド・エアを使用しているので、問題なし。ちょっと流れていましたね。

2ダイブ目は、緩急をつけたポイント選択で、クロスラインへ。
ここは、沖に向かって走る根にユビエダハマサンゴの見事な群生。そしてその先に広がる真っ白な砂地。
最大深度は18mと、深くないものの、ガイドとしては、この砂地でいろいろな生物探しに時間をかけたい。そんなときに、エンリッチド・エアを使っていると、ダイブプランに余裕がでます。

ここでは、トウアカクマノミが抱卵しているところ、ハダカハオコゼが2匹もついている根をじっくり撮影。
そこには、今日はオニダルマオコゼが、なぜか3匹も顔をつきあわせてじっとしていました。
幼魚も多くて、シロブチハタの小さな幼魚、ハナミノカサゴの幼魚、それから、ナンヨウハギのちっちゃな幼魚がブイについたサンゴに隠れているのや、テンスの幼魚を見ました。とーってもかわいかったですね。平均深度は11m。それでも楽しめるのはエンリッチド・エアならでは。

p8130021 p8130024

今日の三本目。2時間とたっぷり水面休憩をおいて、午後も地形ポイントを目指します。
んー、先に行っている船からの情報だと、やまり万座ドリームホールは激流だそう。今日は安全をとって、流れのないディープXXXへ。
ここは、それこそストーンと落ちるドロップオフを、ずーっと降りていくと大きな根があり、そこにヤギが生えています。
さて、じっくりピグミーシーホースを探したいところ。
28mほどのところに、気になるヤギが。でも、大きくて、捜索範囲が広いっ。今日の私はクウキ設定のダイブコンピューターをつけていたので、そっちを見ていると、減圧不要限界が一桁に入っていきます。
やっぱり、「残り8分」、「残り7分」と言われると、じっくり小物を探すのにはドキドキしてくる水深です。しかし、32%のエンリッチド・エアの設定になっているほうのダイブコンピューターを見ると、のこり26分。あーやっぱりナイトロックスでよかった!

それでも、あまり深場にいすぎるのもいやだなぁと思い始めたころ、小さなヤギにピグミーシーホースがついているのが目につきました。ラッキー。

100726a

そこで、じっくりとライトをあてて、マクロモードで撮影開始。このときで、23mほどの水深ですが、この時間とタイミングでも写真を撮れてしまうのがエンリッチド・エアを使ったダイビングならでは。
今まで、クウキでのダイビングだと諦めていたことが、あきらめなくてもいい!

これは、ガイドとしてとっても嬉しいことです。
やっぱり、目指す場所、狙う被写体、水中生物がいるのに、ダイブコンピューターとにらめっこしながら、浮上サインを出すのは残念。
しかし、今日は粘れたので、じっくり撮影、観察も楽しめちゃいました。

みなさんも、今までとは違ったスタイルのダイビングを楽しむために、エンリッチド・エア、試してみませんか?

山崎

慶良間ダイビング ブルーフィールドのドリフトツアー

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.

Sorry, the comment form is closed at this time.

HTML convert time: 0.378 sec. Copyright (C) 1998-2008 Bluefield co;ltd All Rights Reserved