まさかの濃霧
はいさい! 土門です。
昨日は粟国デー!
海況、風向きはまずまず。多少南風が強いかもという不安はあったものの波浪予報もほぼ波無し♪
これは良いんじゃないの~って感じでテンションも上がっていたのですが前日から濃霧が立ち込める微妙な天候に。
そして当日。発表された予報は「濃霧注意報」
心配はしていたけど 嘉手納は明るいし何とかなるかな?厳しいかな?と思いながらも出て数分。
視界はまっしろ。ほんとにまわりぜんぶ白。
30m先が見えないです。
巡航している船は1秒間に約11m進みます。って事は3秒先に何が浮いているかわからないって事。
これは想像を絶するストレスです。
船ってなだらかにしか曲がれませんし急ブレーキって訳にも行きません。
あぁ・・・こりゃ無理だあ。
でも船長はこんなコンディションの中でも粟国に向けて突き進んでくれていることがGPSの表示でわかります。
心のなかで小躍りしつつ 1日のスケジュールを1本目はアンカリングでSAKURA、霧の具合によって筆ん崎で2本目かな?なんて考えていました。
しかし あちこちの情報を集めてみると慶良間、渡名喜、粟国全域に霧がかかっているとのこと。
楽しみに来てくれているお客さんのことを思うとヤメましょうとは言いたくないのですが・・・
ドリフトダイビングで視界がほとんど無いというのは自殺行為。
船から見えないのでは迎えにもこれないし なにより障害物や岩礁も見えないのですから航行そのものが困難なのです。
ギリギリまで悩んだ結果 粟国まであと2~30分というところで進路変更して慶良間に向かったのでした。
全域に濃霧注意報が出ている中だったので慶良間も安心出来る状況ではなかったのですが ポイントやダイビングスタイルに選択肢は増えます。
少しでも満足度の高いダイビングを提供したい!ということで 皆さんの経験本数やSP受講で鍛えた知識とテクに期待して
オールドリフトダイビング&エンリッチドエアを活用してアベレージ深めの探索ダイビングをしてきました。
①男岩
②百合ヶ浜
③黒島北
でも実は この時儀志布湾内は霧に包まれ真っ白だったんです。 あの霧が座間味も同じように覆ったらと思うと気がきじゃありませんでした。綿密な打ち合わせの後EN!
やはり男岩は迫力満点!豪快なドロップオフは圧巻でした。
百合ヶ浜では いままでこんなに広範囲に移動したこと無いよね?ってくらいのダイビング。最後には根の上でお休み中のウミガメを発見。
じっくり撮影を楽しんだあとは中層を流しながらEX。
ラストは黒島北でナイトロックスでドリフト♪ 壁面をじっくり観察しながら沖にも目を向けるとイソマグロが数匹うろうろ。途中の穴には超でっかいウツボがど~ん!
魚群や魚種や透明度、流れ・・・となにかと大満足の締めくくりでした。
あんなに濃かった霧も晴れ 午後はきれいな青空のもとダイビングしてきましたよ~
まさかの 濃霧で断念した粟国ですが上級者限定ツアーならではのポイント選択とダイビングスタイルだったと思います。
でもやっぱり 次回の粟国ではびしっと決めたいなぁ。