2011 年 3 月 28 日

エンリッチド・エア(ナイトロックス)を使ったダイビング

ハイタイ、山崎です。

だいぶ沖縄の海もおだやかになってきましたよー。
今日のスウィフト号は、ケラマへ行ってまいりました。
そこで、今日はスタッフで*エンリッチド・エアを使い、その効果を検証することになったようです。今日は、その模様をお届けしますね。
*エンリッチド・エア(ナイトロックス)=酸素濃度を高めたダイビング用のエア。
(詳しくはコチラ

今日のダイビングポイント:
①ドラゴンレディ
②アリガーケーブル

今日の二つのポイントは、普段は皆さんを20mよりも浅い範囲にお連れすることが多いのですが、実は足を深場まで足を伸ばすと、さらに違ったみどころもあるポイントなのです。

ドラゴンレディは、ブルーフィールドに遊びにいらっしゃる方には聞きなれた、『彼女が水着に着替えたら』という1980年代の映画が撮影された場所。映画の中で、「海に沈んだ飛行機」が出てくるのですが、その羽が沈んでいるのが21mぐらいの深さの場所。ここまでは行ったことがあるかたもおられるでしょう。
実は、さらに沖まで進むと、28mほどのところに、その同じ飛行機のコクピットが残されているのです。
ちょっと遠いのでエアもちがよくないといけないのですが、今日はスタッフ研修ということで、行ってきました。

途中経過:24mまで行ったところ 沖縄 エンリッチド・エア
見てください、上の写真は24mまで行ったところ。右の小さなダイビングコンピューターがエンリッチド・エア(32%)の設定。左が空気(酸素濃度は21%)。
減圧不要限界、要は窒素がたまりすぎない限界までのタイムリミットは、空気(左)が21分なのに対して、エンリッチド・エアは39分。かなりの余裕があります。

お次のアリガーケーブルも、24m前後のところに大きな根があり、その周りには、ハダカハオコゼが隠れていたり、夏にはスカシテンジクダイが渦のように群れ、それを狙うユカタハタ、岩の下にはソリハシコモンエビが隠れていたり。特に、一日の2本目、3本目ともなると、がんばって休憩をとっても、窒素がたまっていて時間に余裕がないのが常。しかし、エンリッチド・エアを使えば、余裕。

帰りには、最近卵を持ち始めたクマノミのところに寄り道して、じっくり写真を撮ってきましたよ。

p3280026 あかーいクマノミの卵のアップ

海の中はもう春ですね。新しい命がすくすくと育っていますよ。

*エンリッチド・エア(ナイトロックス)の良さは、最大深度が深い、今日のようなダイビングでも発揮されますが、意外に力を見せるのが、最大深度はさほど深くないが、ダイビングの平均深度が14-15mぐらいのダイビング。それぐらいの平均深度で30-40分と潜ると、結構窒素がたまるのです。皆さん、ぜひお試しナイトロックスで、体感してみてください。

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