2011 年 8 月 7 日

エンリッチドエア・ナイトロックスの魅力

Filed under: エンリッチドエアー,ナイトロックス — admin @ 8:17 AM

はいさい!大谷です。

台風直撃コースの沖縄。その間はさすがにダイビングは中止でした。。。
今日はエンリッチドエアー・ナイトロックスについてご紹介です。

エンリッチドエアー・ナイトロックス(ENAx)が沖縄本島に上陸してからもう1年以上が経過
スウィフトの上では緑と黄色のステッカーが貼られたタンクを担ぐダイバーでにぎわっている日が多くなりました。
このエンリッチってそもそもなんなの?っと言う疑問に関しては、、、過去のブログやHPをチェックしてください♪

エンリッチドエアーEANx

このEANxを使用する際には普段(クウキ)とは違った注意点も出てきます。
例えば、酸素濃度が高くなるぶん、水深の制限が出てきます。
今ブルーフィールドで主に使用している酸素濃度32%を僕のダイコンにセットすると最大水深が33.7mとなります。
万が一この水深を超えてしまうと酸素中毒のリスクが高くなってしまうので、水深のコントロールや安全に対しての自己管理が重要となります。

しかし、僕はEANxを使ってのダイビングでこの水深制限があることを不便に思ったことは1度もないですね~
理由の1つとしては慶良間や本島近海での見物で40m近くまで行かないと見ることができない生物はめったにない事。
そして、この水深に長く滞在できるとしてもエアの消費の事を考えると、、、結局は40m近いラインで長く滞在することはないのかな~って思っています。
例えば、深場を好むピグミーやアケボノハゼなども慶良間なら20~25mラインで見れてしまうのでむしろそんな生物をじーっくり撮影するならやっぱり通常のクウキよりもEANxのが魅力的♪

ピグミーアケボノハゼ

そしてもう1つ普段と違うことといえば、器材(主にレギュレーター)に関する留意点です。
高濃度酸素のEANxでは専用のメンテナンスされたクリーンな状態の器材が必要となります。
PADIのマニュアルでは40%以下であれば標準のレギュレーターで使用してもOKとあります。
おぉっ!ってことはEANxSPを取得したら今僕が持っているレギュレーターをそのまま使えるんじゃーん!
っとこの文章を読んだだけではその通りですが、実はマニュアルにはこれに続きがあり
「すべてその器材メーカーが推奨する手順に従って下さい」と一言書いてあります。
つまりは、メーカーが「うちのレギュレーターはEANx専用ではないから使わないでね~」っと言っていたらそのモデルでは使用できないのです。
今現在各メーカーによってこのEANxで使用の見解が異なります。

EANx専用のレギュレーターを発売しているメーカーもあれば

日本アクアラング

mares

クウキとの併用をしてもOKだけど・・・

TUSA

B-ism

このように各メーカーによって様々なのです。
さて、今皆さんがお持ちのレギュレーターはどこのメーカーでしょう?
専用のOHをしていないとEANxとしては使用することができないものもあれば、
クウキとの併用をしても大丈夫だけどそのクウキが汚染されていないクウキでないと安全とは保証できないですよ~っと言う器材もあります。
現在ブルーフィールドでのEANxのレンタルレギュレーターは専用の物として、クウキとの併用はしていないです。
僕達インストラクターが使うとき専用のものとしています。
皆さんにも安全性や信頼度から考えるとやっぱりEANx専用のレギュレーターをオススメいたします!

各メーカーのこのEANx対応のレギュレーターも去年と比べると続々と新作が発表されています!
これからEANxがスタンダードなタンクとして使用されていくことは世界のダイビングシーンを見ていればわかります!
沖縄は嘉手納から!世界基準のエンリッチドエアーを使ってこれからさらに沖縄ダイビングを楽しんでいきますよー!!

早く海穏やかにならないかなぁ~。。。

慶良間ダイビング ブルーフィールドのドリフトツアー

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