嘉手納を満喫、沖縄近海ダイビング!
ハイタイ、山崎です。
今日も北からの風、だいぶ風の強さは落ちたものの、うねりがまだ残っているので、沖縄本島近海、嘉手納周辺でのダイビングとなりました。
今日のブルーフィールドは、渡部率いるジャパニーズチーム、山崎率いるアメリカンチームです。といっても両方ともマンツーマンで、贅沢な人数比ですよね。冬ならではですね。
こんな日は、リクエストをしっかり伝えてもらって、それをもとにルート取りをし、思う存分写真撮影をしていただくことができますね。
しかし!昨日から潜っているアメリカからのお客様はカメラのストロボの調子が悪く、今日は持ってこなかったので、「楽しみたいけど、カメラがないのが残念だから、あまり良すぎるレア物は見たくないかも!」とか、まあ冗談半分でおっしゃってましたが、難しいリクエスト?アメリカチームはカメラは持たず、ひたすら探検を楽しんできました。
今日の沖縄 ダイビングポイント
①イナンビシ クマノミパラダイス
②嘉手納 グリーンマーカー
③嘉手納 赤立標
イナンビシでは、ピグミーシードラゴンを観察したり、その近くの通称ウルトラマンホヤを撮影したり。
ウルトラマンホヤは、冬のほうが個体数が多くなります。夏になると減るんですよね。冬ならではの見物の1つです。
そのほかには、ムチカラマツエビ相手に写真を撮ったり。なにせ小さな被写体なのでカメラのモードを変えたりしながらじっくり撮りました。
アメリカンチームは、ちょっと沖まで遠出。
ハタンポの群れやエビを観察していたら、そこに大きな魚影が!
なんと2メートルぐらい大きなアーラミーバイ(和名はヤイトハタ)が現れたのです。
残念ながら遠かったので、写真はありませんが、ほんとうにおっきくてどっしりしていました。うーん、思わず「おいしそう!」って言いたい感じでしたね。
2本目と3本目は、ぐっと港に近く、グリーンマーカーと赤立標にて。
まったりと、グリーンマーカーではソフトコーラルの群生に群がる魚たちや、その合間に潜んでいるウミウシやバブルコーラルについているエビやオランウータンクラブを探したり。
少々うねりがありましたが、カクレクマノミも元気にしていました。ウミウサギガイも二匹で仲良くいましたね。
そうそう、嘉手納の歴史ですが、ちょうどこのあたりの海は、戦時中、最初に慶良間に上陸したアメリカ軍が沖縄本島に上陸したときに、最初に来たところなのです。
なので、水中にもその歴史の名残があります。たとえば、グリーンマーカーのメインのリーフ上には、ちょうど一年前に見つかった日本軍の不発弾の処理がされたところがあり、爆破処理だったので、一角がガレ場になっています。また深いところにも、不発弾がまだ残っています。
1945年とマークのついた、初代コカコーラ・ボトルも、まだチラホラ見つかるんですよ!
今日のアメリカからのお客様も、そんな歴史をお話ししたら、びっくりしていました。
赤立標では、イソギンチャクエビや、ニセアカホシカクレエビを撮ったり。
川に近いので、先日の大雨の影響でちょっと透明度が悪かったですが、それもよい経験になりましたね(!?)
ここは、ソフトコーラルもハードコーラルも豊富で、見るものに飽きないです。
冬でも、北風でも、いろいろな楽しみ方と豊富なダイビングポイントがあるのが、嘉手納!
明日も楽しんでいきましょう~♪