2010 年 5 月 11 日

ケラマ、ジンベイザメ、そして沖縄本島近海!

ハイタイ、山崎です。 今日は、くもりかなと思っていたら、思ったよりも晴れてくれました! ブルーフィールド・チームは、スウィフト号の慶良間行き、アドバンスド講習、ジンベイザメ&近海ダイビングと、さまざまなメニューで楽しみましたよ! ☆小田チーム 慶良間ボートファンダイビング 今日のダイビングポイント ①トウマ ②アリガー ③ドラゴンレディ p5110074 p5110076 定番となりつつある、ピンクのハダカハオコゼくん! 目がキラキラしていてとってもかわいいですよね♪ ここのカクレクマノミも、撮りやすいポーズをとってくれました。 p5110079 そうそう、アリガーではカミソリウオも発見したようです☆ まだまだウミウシも豊富ですよ!ゾウゲイロウミウシもいたようですね。 シロタエイロウミウシなんて、なかなか珍しいウミウシもいましたよー♪ キリンミノカサゴの幼魚や、ナマコにウミウシカクレエビがついているのも見ました。 ☆山崎チーム ジンベイザメダイビング&イナンビシでファンダイビング 昨日からの引き続きの、とっても仲のよいイギリス人父娘。 今日は午前中に一本イナンビシで肩慣らしをして、二本目からジンベイザメ・ポイントへ。 いつも通りイナンビシには被写体がたくさんいて、スカシテンジクダイやハタンポのいる穴へいったり、ヒョウモンウミウシやキスジカンテンウミウシを見て、浅瀬で安全停止をしていたら、ものすごい攻撃的なオヤビッチャが。 そう、今は産卵のシーズンなんですよね。下の右側の写真、分かりにくいですが、オヤビッチャの卵です。 p5110004 p5110005 ジンベイザメダイビング! 世界のいろいろな海を潜ってきて、普段は伊豆で活動しているお二人ですが、生のジンベイを貸し切りで楽しむことができて、大満足だったようです。 p5110014 p5110019 そうそう、おまけに。。。午後、もう一度イナンビシに潜りたい!ということでもう一本! なんと、最近みられていなかったジョーフィッシュが復活!かわいい顔を見せてくれました。 そして、アオウミガメも。ここではなかなか見られないんですよね♪ p5110033

☆武富ビーチ AOWの2日目 ・ナビとDEEP ナビゲーションはばっちり寸分の狂いもなく?クリア!! お互いびっくりしました。あまった時間でのんびりFUNダイビングも楽しめました。 ・認定は次回になりますが、楽しんで潜りましょう。 100511

ナイトロックスダイビング スタート!

はいさい!土門です。
昨年秋より皆様にお知らせしてきたエンリッチ・ド・エアーナイトロックスの各コースがいよいよ開始されました!
これが専用タンク

4月末からの開始でしたが4月に3名、GW中に7名のSPダイバーが誕生しましたよ。
山崎担当の海外ダイバーチームの皆さんの中には「今までナイトロックス以外で潜った事がない。ここでも使えるならナイトロックスが良い」と全てのダイビングでナイトロックスを使う方もいるほどポピュラーなダイビングスタイル。
様々な問題から 沖縄ではアメリカ軍基地からの持ち出しで一部のダイバーだけが使っていたこのナイトロックスが一般ダイバーでも 普通に使えるようになったのです。
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話題のナイトロックスで参加の方もいらっしゃいました♪ イナンビシの水深にはもってこいのアイテムなんですよ!!
さて、海日記でも随分と取り上げてきたエンリッチド・エア・ナイトロックスですが、いまいちピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。
簡単に そのメリットをあげてみると・・・
1. 減圧不要限界時間(NDL)の延長
・吸入ガス中の窒素割合が減る&酸素割合が増えるため、減圧不要限界を延長させることができます。
2. 残留窒素の減少
・空気よりも高い濃度の酸素による酸素窓効果により、体から残留窒素をより早く取り除くことができます。
3. 減圧症のリスクを軽減
・上記2点の効果を踏まえた上で 空気の場合のダイブテーブルで潜水すると相対的に減圧症のリスクを減少させることが出来る。

オープンウォーターダイバーコースのマニュアルにもありますから 既にダイバーである方にとっては復習になりますが
減圧症
の要因には、肥満、高齢者、疲労、脱水、生理中または生理直前などがあります。
誘因になる行動には、潜水中及び直後の激しい運動、潜水後の飛行機搭乗や高所移動があります。

リゾートダイビングで バリバリ潜りたい人は、疲労の蓄積や帰りの飛行機搭乗などのリスクは必ずあります。

飛行機からリーフを見ると盛り上がりますよね~

そういったリスク要因を少しでも減らすにはエンリッチドエア・ナイトロックスダイビングはとても良い選択ではないでしょうか。
体内の酸素の循環が良くなる事で 違いを感じやすいのかどうかは分かりませんが ナイトロックスでのダイビング後に「体が楽」とおっしゃる方も多かったです。
安全停止の頃には空気よりも高い酸素濃度のエアを呼吸しているので洗い出し効果もあるのでしょう。

ログ付けのときにも頭はすっきりです。撮影の為についついスキップ呼吸をして「潜ると頭痛がする」なんて言ってた人も頭痛全くなし!

また僕を含めて40代以上のダイバーは健康面でも体力面でも 30代に比べて変化があるはず。巷で人気の酸素カプセルよりはるかに高濃度(だってレギから直接ですよ)、はるかに高圧(一般的な酸素カプセルは水深3m相当)
いろんな意味で体に無理が効かなくなって来る年代の皆さんは積極的に要因を減らしておきたいものです。そんな方にエンリッチド・ナイトロックス・ダイブはお勧めですよ。

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こんなに優れもののEANxですがデメリットもあります。
それは、潜水深度限界が浅くなる事と酸素中毒とコスト。

でも水深の制限についてはごく普通に「ガイドより深い所に行かない」事で防げます。
そもそもダイビングの水深は30mを推奨限度として、絶対超えてはならない水深を40mとしているわけなので
EANx32(酸素32%のエンリッチドエア)を使用しての限界深度32mというのも特別厳しいとは思えません。
そして コスト。工業用はともかく、人が呼吸できる混合ガスとなると とたんに製造も販売も厳しくなる日本にあって
医薬品でもある酸素を合法的に提供するためには多くの壁を乗り越えなければならないのです。

特にこれまで沖縄では提供されていなかったエンリッチドエア・ナイトロックスの場合はタンクも新品、アナライザー(酸素の濃度をはかる道具)も新規購入。諸々初期投資がかかっていますもん。だから空気と全く同じ値段になるという事は無いでしょうね。製造所も充填には今までとは違った手間とアナライジング作業と記録、コンプレッサーそのものの維持コストなど空気に比べてかかっていますから。
それでも沖縄の場合は他エリアに比べてそもそものダイビングフィーが安い事も有り ナイトロックスの導入があっても伊豆のボートダイビングとやっと同じくらいです。(パッとあちこち見てみたら2ボートで15,000~21,000位)
僕らの西海岸近海ボートダイビングと同じ位の移動距離と乗船時間なのに ケラマ便と同じかそれ以上の金額なんですよね伊豆事情って。そう考えたら コスト面での問題はそれほど大きくは無い気もしませんか?

リスクマネジメントの面でも、体調管理の面でも ぜひナイトロックスダイビングをお勧めしたいなぁと思うのでした。

講習を開催してみて 思ったのは「酸素中毒の危険性」が殊更 強く印象に残ってしまうんだなぁという事。OWD講習で酸素中毒の話はでているのですから初めて聞く話でもないはずなんですよ。
確かに 先述したとおり酸素は医薬品扱いだったし、気をつけたほうがいいのは確かですが、必要以上に怖がる事はありません。さぁ!心配な人はもう一度 OWDマニュアルを開いてみてねっ
懐かしい~って声が聞こえそう

ここで書いてある「適切なトレーニング」がナイトロックスSPなのです!

きちんと学んで 正しい知識で更なる安全ダイビングをしましょうね♪

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ちなみに 「いや~ちょっとだけ試してみたいんだけど・・・ダメ?」という方向けには

divetoday

こちらがおすすめですよ。

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