エンリッチド・エアナイトロックスのあれこれ~ダイビング活用編~
はいさい!大谷です。
エンリッチド・エアナイトロックスのあれこれ第3段!
今日は実際のダイビングでの活用方法としては具体的にどのような事があるのか
ご紹介をしていきます!
☆EANxから受ける恩恵は様々ですが、今日は大まかに2種類について解説!
1.減圧症のリスクの観点から安全性の向上
2.中深度(20~30m)での滞在時間を長くできるため楽しみの幅が倍増
さて、まずは
☆何故、減圧症のリスクが軽減されるの?
こちらについては第一段の巻でご紹介を簡単にしておりますが、もうちょっとだけ詳しく。
●減圧症の要因として以下の物が挙げられます。
・一日複数回のダイビングを行う
・運動不足
・肥満
・ダイビング後に飲酒を行う
・ダイビング後の高所移動
・中高齢
・喫煙者
などなど、、、
誰でも減圧症になる可能性は必ずあるという事をまずは認識しておいて下さい。
どんなに安全なダイビングをしていても水中に潜っていると言う時点で可能性はゼロではないのです。
沖縄のダイバーでEANxの活用方法の一つとして、一番多いのはやはりこの安全性を取ると言うこと。
ダイビングで使用するのは、EANxですがダイビングプランは通常の空気で潜っていても余裕で安全の範囲内のダイビングスタイルで楽しんでいます。
減圧症を避けると言う部分での安全範囲を大きく取ると言うことによって、安心に楽しんでいる方が多いです。
ダイビングスタイルによってもEANxと通常の空気の安全性の差がどれくらいあるのかは変わってきますが、ダイブコンピュータの数字の比較で2~3倍は安全値が変わります。
☆中深度での滞在時間が長くなるのでダイビングの幅を広げる??
●減圧不要限界って知っていますか?
ダイブコンピュータを持っているけど、水深と潜水時間しか見ていないダイバーさん
水中で一番見なければいけないのは「減圧不要限界(NDL)」ですよ。
OWDの講習でも習いましたね。
減圧不要限界とはその水深に滞在出来る時間の限界値を表している数字となります。
つまり、ちょっと深場まで足を伸ばすダイビングの際にはこの減圧不要限界と残圧の管理がかなり大切になってきます。
万が一この減圧不要限界を超えてしまうと減圧症のリスクも高くなってしまうので、超えないように確認を常に行っておくことが重要なのです。
EANxは窒素が少ない分、この減圧不要限界が通常の空気よりもググっと延長されます。
25m前後ではその効果を最大限に発揮してじっくりと写真撮影を楽しめたりもします。
●もっとすごい楽しみ方!
EANxの効果を最大限に感じるにはさらにもうワンステップ上の活用方法があるのです。
例えば、潜るポイントの一番楽しい所、魅力、ターゲットにしている水深で一番長く滞在できる酸素濃度のEANxを用意する。
常用されているEANxは32%ですが、必ずしもそれしか無いわけではありません。
宮古島では30mを超えるダイビングを行う事もあるため酸素濃度28%のEANxを使ったり
沖縄では沈船エモンズや深場のハゼを撮影しに行くときなんかもやはり28%なんかを用意します。
狙いに合わせてのベストミックスEANxを用意して最大限に楽しむのです。
自社製造でEANxを製造しているメリットの一つです。
●いやいや、そんな深場に行ったらそもそもエア切れになるでしょ!
そうなんです。これは、減圧症と同じくらい避けなければならない項目の一つですね。
深場でのダイビングの際には用心しなくてはいけません。
解決方法としてはエアの管理をとにかくしっかりとする。
もう一つはシリンダーを2本担いでエアの量を2倍にする。
ダイビングの手順が変わってくるので特別な講習と器材が必要となってきますが
この変態ダイビングを味わったらもう最高。。。詳しくは話せません(笑)